「リカルデント」とは　何に含まれている？どこの会社の商標？

健康な歯を保つためには、適切な口腔ケアが不可欠です。その一環として、多くの人々が歯磨き粉や口腔ケア製品を日々の生活で使用しています。その中には、「リカルデント」という成分が含まれている製品もあります。

しかし、「リカルデントとは一体何なのか？」、「どのような製品に含まれているのか？」、「そして、リカルデントはどの企業の商標なのか？」という疑問を持つ人も少なくないでしょう。この記事では、これらの疑問に答え、リカルデントについて詳しく解説します。

リカルデントとは

リカルデント（CPP-ACP）は、「乳製品を頻繁に摂取する人々が虫歯になりにくい」ことに注目したメルボルン大学のエリック・レイノルズ教授による15年間の研究成果として生まれた革新的な成分です。ACPは非結晶性のリン酸カルシウムを指し、CPP（カゼインホスホペプチド）は、牛乳タンパク質を酵素で分解したもので、ACPをエナメル質の下層まで運び、安定化させる特性を持っています。

これらの特性を組み合わせた新成分であるリカルデント（CPP-ACP）は、溶液中でリン酸カルシウムを沈殿させずに過飽和状態に保つ能力を有しており、多くの実験により、歯の表面で虫歯を抑制し、再石灰化（リミネラリゼーション）することが確認されています。

「リカルデント」はモンデリーズが所有している商標

モンデリーズ・ジャパンはナビスコブランドを持つモンデリーズ・インターナショナル・インクの日本法人であり、「クロレッツ」「リカルデント」などガム・キャンディの製造販売を行っており、モンデリーズが「クロレッツ」「リカルデント」などの商標を持っています。ヤマザキナビスコが「オレオ」「リッツ」「プレミアム」の国内販売を中止し、その後、モンデリーズ・ジャパンが引き継ぐことになったことでも知られていますね。

モンデリーズ・インターナショナル