MIペーストは、株式会社ジーシーが販売しているCPP-ACP(リカルデント)を活用した画期的な口腔ケア製品で、歯科医院でも利用されています。MIペーストは、日々のブラッシング後や、歯科医院でのクリーニング後に使用する製品です。使用方法は非常にシンプルで、MIペーストを歯面に塗布するだけです。
MIペーストとは
MIペーストはCPP-ACP(リカルデント)を使用した全く新しいコンセプトの口腔ケア製品です。患者様の日常のブラッシング後や、歯科医院でのPTCの後などに使用します。使い方はMIペーストを歯面に湿布するだけの簡単操作です。
MIペーストは、MI(ミニマム・インターベンション:最小の侵襲)の概念を取り入れた商品です。
MIプログラムとは、むし歯ののなりたちから予防法まで総合的にとらえたカリオロジーを背景にしたMI(ミニマム・インターベンション:最小の侵襲)の概念を実際の診療の現場で生かす具体的な方法を提案したものです。
MIペーストの成分:CPP-ACP(リカルデント)とは
リカルデント(CPP-ACP)は、乳製品の摂取と虫歯の少なさの関係に基づき、メルボルン大学のエリック・レイノルズ教授による15年の研究から生まれた新成分です。これは、牛乳タンパク質から得られるCPPが非結晶性のリン酸カルシウム(ACP)を歯のエナメル質に運び、安定化させる特性を持つものです。
リカルデントは、は、口腔内の酸性環境を中和し、溶液中でリン酸カルシウムを過飽和状態に保ち、エナメル質の再石灰化(リミネラリゼーション)を促進することで、虫歯の予防・歯の再石灰化を促進することに効果的とされています。また、エナメル質の表面を保護し、知覚過敏の症状を緩和する効果もあります。
MIペーストの成分一覧
- 溶剤・・・精製水
- 湿潤剤・・・グリセリン、PG
- 緩衝剤・・・カゼインホスホペプチドアモルファスカルシウムホスフェート
- 香味剤・・・ソルビトール、キシリトール、香料、サッカリンNa
- 粘結剤・・・カルボキシメチルセルロースナトリウム、シリカ、グアーガム
- 着色剤・・・酸化チタン
- pH調整剤・・・リン酸、酸化Mg
- 防腐剤・・・パラベン
- 増量剤・・・酸化亜鉛
MIペーストの1回分の量の目安
MIペーストは、1回の使用量の目安は約1cm(0.3g)です。チューブ1本(40g)で130回以上使用できます。
MIペーストの良い口コミ
MIペーストは、フレーバーの選択肢が多く、メロンを始め、子どもたちに大人気のヨーグルトやバニラ、そして大人向けのミントなどがラインナップされています。歯のケアは苦痛を伴うようなイメージがありますが、MIペーストは苦痛は全くなく、むしろ味を楽しみにしながら丈夫な歯を保つためのケアができます。
おいしい味がするので、歯磨きのご褒美みたい。
おくちの中が酸性になっているのを中和する緩衝作用もあるので夜寝る前につけてうがいして寝ると起きたとき口がさっぱりしているような気がします。
MIペーストの効果的な使い方
MIペーストに含まれている成分のCPP-ACP(リカルデント)は、フッ素との併用でより効果が高まりますので、フッ素配合の歯磨剤でのブラッシングの後に使用するより効果的です。
効果的な使い方の手順としては、洗口や歯みがきの後に、歯にMIペーストを塗布し、3分後に過剰分は吐き出し、30分後を目安に少量の水でうがいをします。その間唾液は適時吐き出します。
MIペーストの注意点
注意点について、詳細はGCのホームページをご確認ください。
成分のCPP-ACP(リカルデント)は牛乳由来成分ですので、牛乳や乳製品に対してアレルギーを持つ方は使用しないでください。
MIペーストの成分は食品として様々な物に添加されている成分で構成されていますので、自然に飲み込んでしまう分には問題ありません。ただし、食品ではありませんので、特にお子様などが食べてしまわないようにご注意願います。
フッ素は入っていません。
フッ素配合歯磨剤でのブラッシング後に使用していただくとより効果的です。
(フッ素塗布剤と混ぜて使用することは避けるよう示されています)
MIペーストの購入方法
以前は歯科医院などでしか流通していませんでしたが、現在はネットで購入もできるようになってきています。